家族信託の認知度
家族信託の認知度
「家族信託」は昨今、様々なメディアに取り上げられることも増え、徐々に認知されてきていると感じます。
(本サイト内の家族信託コンサルティングページも是非ご覧ください。)
一般社団法人 家族信託信託普及協会が、家族信託に関するアンケート調査を実施しており、その結果速報をいただきましたので、少し触れてみたいと思います。
※家族信託という制度をどの程度ご存じですか?
■聞いたことがない・・・・・・・・・・56%
■だいだい知っている・・・・・・・・・15%
■聞いたことはあるがあまり知らない・・18%
■聞いたことはあるが全く知らない・・・ 8%
昨年の調査では「聞いたことがない」は66%ということなので、データ上では10ポイントも上昇したことになります。確かに徐々に認知されてきてはいますが、聞いたことがない方がまだ半数以上というのが現実ですね。更に言うと、私の感覚では地域によって差があると思っています。首都圏と地方では認知度にもかなりの差があるでしょう。
続きまして、アンケート対象者:40歳以上 300名
Q:親が認知症になった場合、銀行預金などが凍結されてお金を引き出せなくなることをご存じですか?
A:知っている・・・・59%
知らなかった・・・41%
※昨年より「知っている」が5.7ポイントアップ
Q:親が認知症になった場合、土地の売買などの契約行為ができなくなることをご存じですか?
A:知っている・・・・44%
知らなかった・・・56%
※昨年より「知っている」が4.7ポイントアップ
正直、この数字には衝撃を受けています。ご存じなければ、問題意識が起こらないのも当然のことですね。
これらも含めて、どんなにいい制度でも皆さまに認知されなければ検討の余地もなく普及していきません。
我々、専門家が更に積極的に情報発信して、皆様の問題や不安を解消できる手法としての「家族信託」を広く知って頂かなければならないと強く感じたところです。