いよいよ相続税改正迫る
2014.10.08
カテゴリ:日記
いよいよ相続税改正迫る
今年も10月に入り、もう残り3カ月を切りました。なんという早さでしょう。いよいよ相続税の改正適用が迫ってきましたね。ご存知の通り、平成27年1月1日以降の相続から適用です。最も大きな変更点は基礎控除額にあるわけですが、最高税率も55%に上がっています。まあ、この点については税率区分の変更もあって、本当に一部資産家の方だけに影響があることですけど。
しかし、今回の相続税の増税はまだまだ序の口にすぎないとの見解を耳にします。言われてみると、昭和63年12月の改正前までは何んと最高税率は75%です。これではいくら資産家の方でも「相続が3代続けば財産は無くなる」というのもわかりますね。そこまで戻るというのは乱暴な話ですが、元々基礎控除の引き上げはバブル景気による土地価格の高騰を受けて、遺族が相続税を支払えずに自宅を手放さなければならないなどの救済のための措置でした。それが土地価格は毎年下落が続いてきたにもかかわらず、今回の改正までそのまま継続されてきたわけです。過去の数字を見ると、これではすまないと考えるのも当然かもしれませんね。