自然葬

自然葬

高倉健さんが亡くなられました。先日、遺作となった「あなたへ」が放映されていましたね。奥さんの遺骨を生まれ故郷の海へ散骨する、そんな場面がありました。映画の中でも、健さん演ずる主人公は迷っていました。長塚京三さんが演じる役の人も「墓がないなんて、俺はいやだからな」というセリフがありました。人それぞれの価値観です、当然賛否は分かれることでしょう。それでも近時では、火葬された遺骨を粉にして、海や山に還す自然葬を望まれる方は増えているようです。少子化、核家族化が進み、身寄りのない単身者や子供のいない夫婦では永代供養が困難であったり、子供がいても遠隔地で暮らしているため、墓地の承継が事実上困難であったりするケースが増えているというのも原因になっているのかもしれません。一般財団法人日本消費者協会が行った平成25年の葬儀に関するアケート調査では、自分の死後に自然葬を望むと回答した人は20%で、4年前より8%増えているとのこと。ちよっとこの数字には驚きました。現在では自然葬を取り扱う団体や葬儀場なども増えてきているようです。望まれる方にとっては、叶えられやすくなってきていると言えるでしょう。ただ、やはり賛否は分かれますよね。

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